SNSリンクを追跡するには、転送先URLにUTMパラメーターを追加し、タグ付きリンクをそれぞれ短縮し、プラットフォームと投稿ごとに別々のものを使い、アナリティクスでクリックを読み取ります。プラットフォームがUTMタグを取り除いてしまっても、ショートリンクは各タップを記録します。これはSNSの追跡が静かに壊れる箇所の多くを占めています。正しく行えば、ぼやけた1つのSNSトラフィックの塊ではなく、プラットフォーム別、投稿別、時系列で分解されたクリック数が手に入ります。
これは、Instagram、TikTok、LinkedInなどでリンクをシェアし、どれが実際に効果を上げているのかを知りたいマーケター向けのステップバイステップガイドです。この話全体の土台となるのはUTMキャンペーンをエンドツーエンドで追跡する方法で、その上に本稿は積み上がっています。
機能させる2つの層
SNSリンクの追跡は2つの要素が積み重なったものであり、どちらか一方を省くと、たいていのケースでデータが漏れます。
第1の層はUTMタグです。トラフィックがどこから来たのかを名付ける、URL末尾のいくつかのパラメーターです。utm_sourceはプラットフォームを、utm_mediumはトラフィックの種類を、utm_campaignは具体的な施策を名付けます。GoogleのCampaign URL Builder(2026年7月18日アクセス)はこれらを手打ちせずに作成でき、Google Analyticsではキャンペーントラフィックとして表示されます。各フィールドについてはUTMパラメーター解説で詳しく説明しています。
第2の層は、タグ付きURLを包み込むショートリンクです。UTMタグ付きのリンクは長くて見た目が悪く、SNSのプロフィールでは印象を損ない、文字数を消費するため、短縮します。しかしショートリンクは見た目を整えるだけではありません。クリックを記録する存在にもなります。すべてのタップはまずリダイレクトに届き、そこでイベントが記録されてから転送先に送られます。プラットフォームがクエリ文字列を壊してもクリックが残るのは、このリダイレクトのおかげです。
ステップバイステップ
5つのステップがあり、その順序こそがこの手法のすべてです。
- タグ付きURLを作る。 転送先を起点に、
utm_source、utm_medium、utm_campaignを追加します。命名は一貫させ、小文字にし、スペースを入れないでください。Facebookとfacebookはレポート上で別々の2行になってしまいます。 - 短縮する。 タグ付きURLをショートリンクで包みます。実際に投稿するのはこちらです。
- プラットフォームと投稿ごとに別々のリンクを使う。 Instagramのストーリー用、LinkedInの投稿用、TikTokのプロフィール用にそれぞれ1本ずつ。転送先は同じでもリンクは別々なので、クリックが分離されます。
- 投稿し、ラベルを付ける。 各ショートリンクに分かりやすいラベルを付ければ、1週間後でも、それが3月のLinkedInカルーセルのものだと分かります。
- データを読む。 プラットフォーム別、投稿別、日別でクリック数を比較し、効果があるものに集中投資します。
最も効果が大きい習慣は、配置ごとに別々のリンクを使うというルールです。1本のリンクをどこでも使い回したくなりますが、それをすると、本来得たかった正確な内訳をまるごと捨てることになります。
プラットフォームによるラップも同じ場所に位置します。Xはすべてをt.coで包み直すため、Xでのリンク短縮は投稿の長さよりも計測されるものを変えてしまいます。
UTMが取り除かれる問題
ここが、ほとんどのガイドが見落とす失敗であり、ショートリンクが必須である理由です。
リンクがアプリやアプリ内ブラウザ、特定のシェアのフローを経由して共有されると、プラットフォームはしばしばURLからクエリパラメーターを取り除き、UTMタグも一緒に消えてしまいます。チャネルによっては、そのトラッキングデータの30パーセントから80パーセントが、アナリティクスに届く前に消える可能性があります。追跡の頼みの綱がUTM文字列だけなら、そこは大きな死角です。
ショートリンクはこの死角を閉じます。何かが取り除かれる前にタップがリダイレクトに届くため、クリックは自分の側で記録され、キャンペーンのコンテキストは脆いクエリ文字列ではなくリンク自体に紐づいています。UTMタグは生き残った場合にはアナリティクスの結合に役立ちますが、少なくともクリックが起きたこと、そしてそれがどこから来たのかを確実に知る手段になるのはショートリンクです。メッセージング系のチャネルでも同じ理由でこれが必要になることは、WhatsAppのクリックしてチャットするリンクで解説しています。
実際に測定すべきこと
リンクの追跡ができたら、いくつかの比較だけでほぼすべてが分かります。
プラットフォーム別クリック数は、実際にオーディエンスが行動する場所を教えてくれます。それは自分が最も多く投稿している場所とは限りません。投稿別クリック数は、いいねの数ではなくタップを生んだコンテンツを示します。時間帯別クリック数は、オーディエンスがいつクリックするかを教え、投稿スケジュールを左右します。そして配置ごとのクリック数、プロフィールかストーリーかピン留め投稿かは、あるプラットフォームのどの表示面が実際に成果を上げているかを教えてくれます。このクリック数を各プラットフォームが報告するリーチ数と組み合わせれば、各チャネルのクリック率が得られます。より詳しい指標一覧はショートリンクのアナリティクスにあります。
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共有されたリンクのもう半分は、フィード上での見え方です。Open Graphの画像サイズでは、どこでも正しく表示される1枚の画像について解説しています。
よくある失敗
SNSリンクの追跡を静かに台無しにする4つの習慣です。
- どこでも1本のリンクを使い回す。 プラットフォーム別の内訳を失います。それこそが本来欲しかったものです。
- 命名が一貫していない。
IG、ig、instagramが3行に分裂し、どれも数字が合いません。 - 生のUTMリンクをそのまま投稿する。 長くて見た目が悪く、崩れやすくなります。短縮してください。
- データを一度も読まない。 確認しないトラッキングはただのオーバーヘッドです。週に一度目を通す習慣を作り、そこから行動してください。
2つの層を正しく組み合わせ、配置ごとに1本のタグ付きショートリンクを使い、命名を一貫させ、週に一度データを読む。これができれば、SNSリンクはもうブラックボックスではなくなり、オーディエンスがどこから来ているのかを正確に教えてくれるようになります。
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よくある質問
SNS上のリンクはどうやって追跡すればいいですか?
転送先URLにUTMパラメーターを追加して、アナリティクスがソースを特定できるようにしてから、そのタグ付きリンクを短縮し、プラットフォームや投稿ごとに別々のものを使います。誰かがそれをタップすると、ショートリンクがクリックを記録し、UTMタグをアナリティクスに引き渡します。これにより、プラットフォーム別、投稿別、時系列でのクリック数が得られます。どこでも使い回す生のリンクでは決して得られないデータです。タグ付きURLを作り、短縮し、投稿し、データを読む、という流れです。
SNSリンクのクリックは追跡できますか?
はい、自分で制御できる仕組みを経由していれば可能です。自社サイトへのむき出しのリンクは、よくても汎用的なSNSトラフィックとしてアナリティクスに現れるだけです。前段にUTMタグ付きのショートリンクを置けば、すべてのタップが時刻・デバイス・位置情報とキャンペーンタグを伴うログイベントになります。ショートリンクは、クエリパラメーターを取り除いてしまうプラットフォームでもクリックを捕捉します。そこがSNSの追跡が静かに失敗する箇所の多くです。
自分のトラフィックがどのプラットフォームから来たか、どうすれば分かりますか?
プラットフォームごとに異なるタグ付きリンクを使い、utm_source にfacebook、instagram、linkedin、tiktokといったプラットフォーム名を入れます。各プラットフォームが専用のリンクを持つため、レポート上でクリックがきれいに分離され、1つのSNSの塊にぼやけることがありません。同じリンクをどこでも使い回すと、Instagramのトラフィックなのかリンクトインのトラフィックなのかを見分ける手段を失います。それは通常、最初に知りたいことのはずです。
UTMパラメーターはSNSで機能しますか?
機能はしますが、脆弱です。多くのアプリやアプリ内ブラウザ、シェアのフローがクエリパラメーターを取り除いてしまい、チャネルによっては30〜80パーセントもの損失が生じるという調査結果があります。対策はショートリンクを前段に置くことです。転送先がURLを目にする前に、リダイレクトの側でクリックとキャンペーンのコンテキストが記録されるため、UTM文字列が失われてもカウントは残ります。
SNSリンクを追跡する最良の方法は何ですか?
プラットフォームとキャンペーンごとに1本ずつ、UTMタグ付きのショートリンクを使い、自社のアナリティクスで読み取ることです。UTMタグがソースとキャンペーンを名付け、ショートリンクはプラットフォームの文字数制限に収まり、クリックを確実に記録し、編集可能な状態を保ちます。プラットフォーム側のネイティブアナリティクスは投稿のインプレッションやエンゲージメントを教えてくれますが、タップの後に何が起きたかを、すべてのチャネルを横断して一か所で教えてくれるのは、自分で制御するリンクだけです。
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