Short.ioとBitlyは同じ課題を解決していますが、その売り方は異なります。Bitlyは知名度のあるブランドの下に短縮リンク、QRコード、リンクインバイオをまとめた、認知度の高い「コネクションズプラットフォーム」です。Short.ioはより軽量で開発者にやさしい選択肢で、無制限のカスタムドメインとシンプルなAPIを明らかに低い価格で提供します。判断のポイントが主に予算と複数ドメインであれば、たいていShort.ioがコスト面で有利です。ブランド認知度とオールインワンのスイートが重要であれば、Bitlyに軍配が上がります。
本記事はcomparisonsクラスターの中立的な比較記事です。EUファーストの選択肢がこの2つに対してどのような位置づけになるかについては、EU向けおすすめURL短縮サービスのまとめ記事が姉妹記事です。
料金
料金は変動するため、ここに挙げる数字は正確な引用ではなく、各社の料金体系の大まかな形として捉えてください(2026-07-23時点でのアクセス。最新の数字はShort.ioの料金ページとBitlyの料金ページで確認してください)。
| プラン階層 | Short.io | Bitly |
|---|---|---|
| 無料 | 約1,000トラッキングクリック、リンク50件、ドメイン1件 | 月に数件のカスタムバックハーフ、分析機能は限定的 |
| エントリー有料 | 月額約5ドル(Hobby): 数千件のリンク、複数ドメイン | 月額約10ドル(Core): リンク数増加、ドメイン1件 |
| メイン有料 | 月額約19〜20ドル(Pro): 無制限のリンク、ドメイン約10件 | 月額約35ドル(Growth): 機能増加、ドメイン数は依然厳しい |
| 最上位 | カスタム、Bitlyのエンタープライズより大幅に安い | 月額約249ドル(Premium)、その先はEnterprise |
パターンは明確です。Short.ioはクリック数に応じてスケールし、複数ドメインを安く提供するため、代理店や複数ブランドを運用するチームは1ユーロあたりはるかに多くのリンク面を得られます。Bitlyは機能とブランド階層に応じてスケールし、カスタムドメインは料金体系のより上位に位置します。1つのブランドを運用し、知名度を重視するのであればBitlyの料金設定にも十分な合理性がありますが、複数ブランドを運用するのであればShort.ioの方が明らかに安価です。Bitlyの料金体系の内訳では、Bitlyの各プランがどこで機能を制限しているかを詳しく解説しています。
無料プラン
無料プランこそ両者の違いが最も大きく出る部分です。Short.ioの無料プランは小規模な実プロジェクトにも使えるレベルで、月間およそ1,000クリックのトラッキングと50件のリンクがあり、無料でもカスタムドメインを付けられます。Bitlyの無料プランは意図的に薄く、月に少数のカスタムバックハーフと短い分析データの保持期間しかなく、主にCoreプランへ誘導するために存在しています。
「無料」にブランドドメインと実用的な分析機能を含める必要があるなら、Short.ioの方が誠実な無料プランです。とはいえ、どちらの無料プランも本番環境の運用量を想定したものではありません。
機能とAPI
どちらもカスタムドメイン、クリック分析、QRコード、APIといった基本機能はカバーしています。違いは力点の置き方です。
- Bitlyは幅広さに寄っています。QRコードとリンクインバイオが主要機能として位置づけられ、
bit.lyを何年も目にしてきた受信者からの信頼をブランドが後押しします。 - Short.ioは開発者向けの奥行きに寄っています。細かいフィルターを備えたリアルタイム分析、A/Bテスト、リンクの有効期限、パスワード保護、ディープリンク、webhooks付きのシンプルなREST APIがあります。コードからリンク作成を自動化するなら、こちらの方が扱いやすいでしょう。
APIが選定の中心にあるなら、機能一覧よりも、それぞれがレート制限とリトライをどう扱うかの方が重要です。その理由はレート制限とIdempotencyの記事で解説しています。
どちらも宣伝しないEUの論点
両社とも本社は米国にあり、どちらも移転を前提としたGDPR対応を取っています。EUのクリックデータはデフォルトでEU内に保管されるのではなく、Standard Contractual ClausesとData Privacy Frameworkの下で処理されます。一般公開のマーケティングキャンペーンであれば、たいていこれで問題ありません。しかし規制対応やデータ主権を重視するチームにとっては、「移転を通じて準拠している」ことと「データが一度もEUを離れていない」ことは同じではありません。この違いについてはBitlyはGDPRに準拠しているかの分析で詳しく検討しています。
この軸だけは、本比較に3つ目の答えが存在します。EUデータ常駐が必須要件であれば、選ぶべきはShort.ioでもBitlyでもなく、デフォルトでクリックデータをEUリージョンに保持するEUファーストの短縮サービスです。Elidoが位置するのはまさにここです。とはいえ、純粋に米国市場での料金と機能で選ぶのであれば、これは正真正銘のShort.io対Bitlyの判断であり、その決め方は上記のセクションで説明した通りです。
どちらを選ぶべきか
1ユーロあたり最も多くのリンク、ドメイン、API柔軟性を求め、Bitlyというブランド名を必要としないならShort.ioを選んでください。ブランド認知度とオールインワンのQR・リンクインバイオスイートが価格よりも重要ならBitlyを選んでください。そしてデータをEU内に留めなければならないなら、この2つの先を見てください。
他の比較記事も読む
本記事はcomparisonsクラスターに属しています。それぞれとの直接比較については、Elido vs Short.ioとElido vs Bitlyをご覧ください。
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よくある質問
Short.ioはBitlyより安いですか?
基本的にはい、特に複数のカスタムドメインを運用する場合はそうです。本記事執筆時点で、Short.ioの有料プランは月額約5ドル(Hobby)から始まり、主力の有料プラン(無制限のリンクと複数ドメイン)は月額約19〜20ドルです。一方Bitlyは、Coreプランが月額約10ドル、Growthプランが月額約35ドルで、ドメイン数の上限はより厳しくなっています。Short.ioはクリック数に応じてスケールし、Bitlyは機能とプラン階層でスケールします。
Short.ioとBitlyの主な違いは何ですか?
Bitlyは短縮リンク、QRコード、リンクインバイオを1つの知名度あるブランドの下にまとめた、幅広い「コネクションズプラットフォーム」です。Short.ioはより軽量で開発者にやさしい短縮サービスで、無制限のカスタムドメインとシンプルなAPIをより低価格で提供します。Bitlyが売りにしているのは知名度と幅広さ、Short.ioが売りにしているのはコストパフォーマンスと柔軟性です。
Short.ioとBitly、無料プランが優れているのはどちらですか?
実運用の面では、Short.ioの無料プランの方が寛容です。月間約1,000クリックのトラッキングと50件のリンク、さらにカスタムドメインも使えます。Bitlyの無料プランは厳しく、月に数件のカスタムバックハーフと限定的な分析機能のみで、大半の機能は有料プランに回されています。
Short.ioとBitlyはデータをEU内に保管していますか?
どちらも本社は米国にあり、デフォルトではEU限定のデータ常駐ではなく、移転を前提としたGDPR対応を取っています。一般的なマーケティング用途であればたいてい問題ありませんが、クリックデータを一切EU外に出したくないという要件がある場合、どちらもそのままではEU常駐型のツールではないため、EUファーストの短縮サービスを検討することになります。
BitlyのリンクをShort.ioに移行できますか?
どちらのサービスでも新しいリンクを作成することはできますが、既存の短縮リンクが機能し続けるのは、そのリンクが置かれているドメインを自分が管理している場合のみです。共有ドメイン(bit.ly)上のリンクは移行できず、自分自身のドメイン上のブランドリンクであれば新しいプロバイダーに向け直すことができます。このドメイン所有権のポイントこそが、あらゆる短縮サービス移行における本当の教訓です。
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