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RCSビジネスメッセージング: リンク・計測・フォールバックの基本

RCSは認証済みブランドを標準の受信箱に表示します。メッセージ内のリンクに何が変わるのか、クリックをどう計測するのか、そしてSMSフォールバックがなぜ今も重要なのかを解説します。

Ana Kowalska
Marketing solutions engineering
認証済み送信者とブランド付きショートリンクのボタンを持つRCSメッセージと、同じメッセージのプレーンなSMSフォールバックを並べた図

RCSは、友人からのメッセージと並ぶ標準の受信箱の中で、ブランドに認証済みの名前・ロゴ・リッチなメッセージを与えます。その中のリンクは他のリンクと同じように振る舞います。ここはほとんどのガイドが省略する部分ですが、つまり成果を決める二つの要素はSMSフォールバックと自社での計測だということです。

このチャネルはビジネス成果を代わりに計測してはくれません。アグリゲーターが報告するのは配信済み・既読・タップだけで、そのタップが登録につながったかどうかは報告されません。このギャップは他のすべてのチャネルと同じ方法で埋まります。自分が所有するリンクと、あらゆる場所に適用するタグ付けの規則です。テキストキャンペーンから来た方には、SMSマーケティング向けURL短縮サービスがプレーンテキスト側を扱う姉妹記事です。

リンクに実際に起きる変化

変化は三つあり、そのうちリンク自体に関するものは一つだけです。

文字数の経済性が消える。 RCSは長文・画像・カルーセル・ボタンを扱えるため、文字数を節約するためにURLを短縮する意味はもうありません。GoogleのRCSビジネスメッセージングのドキュメントではメッセージの種類が説明されていますが、そのどれも160文字のセグメントのような制約を受けません。

URLが見えなくなることが多い。 リンクを提案アクションの裏に置くと、読者に見えるのは「注文を追跡」のようなボタンであり、ドメインではありません。以前は見覚えのある短いドメインから得られていた信頼は、今ではメッセージ上部の認証済み送信者バッジから得られるようになります。URLが本文に表示される場合は従来のルールがそのまま当てはまり、ブランド付きドメインは汎用ドメインより印象が良いままです。

説得よりも構造がものを言う。 リッチカードにはタイトル・説明・画像・アクションがあり、メッセージは一文ではなく小さなレイアウトになります。これはコピーの変化であってリンクの変化ではありませんが、一つのメッセージに無理なく収められるリンクの数には影響します。カードがメニューのようになってしまう前の上限は、通常二つです。

フォールバックがリンクを決める

配信は端末・キャリア・メッセージングアプリに依存するため、すべてのRCSキャンペーンは同時にSMSキャンペーンでもあります。AppleがMessagesにRCSを追加したことでリーチは大きく広がりましたが、Appleのメッセージ送信に関するガイダンスは今でも、通信手段がテキストメッセージに戻り得る世界を前提として書かれています。

だからこそ、まず縮退した場合を想定して書いてください。リッチカードに入れるリンクは、プレーンなメッセージの中でも通用する同じリンクでなければなりません。つまり、テキストセグメントに収まるほど短く、声に出して読んでも伝わり、3日後に開いた人でも意味のある場所に着地できるほど安定している必要があります。

ここで、自分がコントロールするリンクの価値が発揮されます。一つのショートリンク、一つの遷移先。キャンペーンの対象が変わればリンク先を差し替えられ、メッセージの両方のバージョンで同一のリンクを使えます。

キャンペーン送信がボタン付きのRCSリッチカードとプレーンリンクのSMSフォールバックに分岐し、両方が同じショートリンクを経由してアナリティクスに集約される様子

プラットフォームが報告すること、報告しないこと

メッセージングプラットフォームが報告するのは通信手段に関する情報、つまり送信済み・配信済み・既読・提案アクションへのタップです。これはSMSがこれまで与えてくれた情報より確かに多いものですが、それでもマーケティングチームが評価されるすべての指標より手前の段階に位置します。

教えてくれないのは、どの受信者がページに到達したか、どれくらい滞在したか、コンバージョンしたか、そしてこのチャネルがニュースレターと比べてどうなのか、といったことです。これらの問いはクリックより先、つまり自社側にあります。タグ付きショートリンクがこれに答えられるのは、到達がキャンペーン情報の付いた自分が所有するリクエストであり、他のすべてと同じレポートに流れ込むからです。ショートリンクアナリティクスで計測すべき指標では、ダッシュボードに載せる価値のある数値をまとめています。

他のすべてのチャネルと共通する注意点が一つあります。クリック数とウェブアナリティクスのセッション数は一致しません。これは不具合ではなく構造的な理由によるものです。クリック数とGA4セッションの違いに詳しい説明があります。

同じキャンペーンをRCS・SMS・メールで並行して実施していますか? Elidoのリンクアナリティクスは各チャネルを同じクリックの定義でレポートするため、チャネル間の比較に意味が生まれます。

同意、オプトアウト、それでも信頼を築く必要がある理由

認証済み送信者IDは、なりすまし問題を一方向でしか解決しません。受信者はメッセージが本当に自分からのものだと確認できますが、もう一方向は解決されません。顧客は長年のスミッシング(SMSフィッシング)によって、携帯電話に届くリンクをすべて疑うよう訓練されてしまっているからです。

有効な習慣が二つあります。すべてのキャンペーンを一つのブランド付きショートドメインに統一し、そのドメインを目新しいものではなく見慣れたものにすることです。ブランド付きショートリンクの設定にセットアップ方法があります。そして、予想外の場所に着地するリンクは絶対に送らないことです。配送に関するメッセージがプロモーションページを開くというのは、まさに詐欺が使う手口だからです。URL短縮サービスは安全かでは、ドメインの評判が実際にどう築かれ、どう失われるかを解説しています。

規制の面はSMSと変わりません。送信には法的根拠、機能するオプトアウト、同意の記録が必要です。RCSの見た目が美しくなったからといって、法的な扱いが変わるわけではありません。

SMSメッセージとRCSメッセージでリンクの振る舞いがどう違うかを、可視性・文字数の圧力・ボタン・各チャネルが報告する内容の観点で比較した図

フォールバックに耐えるタグ付けの規則

目指すのは、レポート内でチャネルごとに1行になることであり、「モバイル」という名の謎バケツではありません。

  • utm_mediumにはキャンペーンの種類ではなく通信手段を設定してください。rcssmsは二つの異なるmediumであり、同じメッセージが両方の方法で届いても区別できるべきです。
  • utm_campaignは両方で同一に保ち、キャンペーンの合計が正しく積み上がるようにしてください。
  • プラットフォームが送信時に変数を置き換えられるなら、mediumだけを置き換えさせ、それ以外は固定のままにしてください。可動部分が少ないほど、タグの不一致も減ります。
  • チャネルパラメーター付きの1本のリンクを使うか、2本のリンクを使うかを一度だけ決めて、文書化してください。同じチーム内で規則が混在するのは、どちらの選択よりも悪い結果を招きます。

UTM命名規則に用語のルールがあり、SDKなしのディープリンクでは、ボタンがウェブページではなく自社アプリを開くべきケースを扱っています。メッセージングチャネルでは、こちらのケースの方がむしろ多いのが実情です。

現時点での位置づけ

成熟度について正直に言うと、RCSのリーチは実在するもののばらつきがあり、アグリゲーターの機能は各社で異なり、ブランド認証には2週間のキャンペーンには無いだけの時間がかかります。新しいチャネルを立ち上げるというより、すでに運用しているチャネルのアップグレードとして扱い、SMS版をベースラインとして維持し、両方を同じリンクの定義で計測してください。

早い段階で価値を得ているチームは、リッチ化する価値のあるトランザクションメッセージを持つチームです。追跡ボタン付きの配送通知は、同じ情報を一文で伝えるより優れています。プロモーション一斉送信の恩恵は最も少なく、なぜならそれらを妨げていたのはそもそもフォーマットではなかったからです。

コーナーストーンシリーズを読む

この記事はチュートリアルクラスターに属しています。タグからレポートまでの計測の連鎖はUTMパラメーターをエンドツーエンドで追跡するにあり、ディープリンクとは何かでは、メッセージングのボタンが常に直面するアプリとブラウザのルーティングを扱っています。

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よくある質問

RCSでもショートリンクは必要ですか?

はい、文字数とは無関係な二つの理由があります。同じメッセージはRCSを受信できない端末ではSMSにフォールバックし、そこでは再び文字数が重要になります。そしてクリックそのものは、自分がコントロールするリンクを経由して初めて計測できるものです。メッセージングプラットフォームが報告するのは配信とタップだけであり、その後サイトで何が起きたかは報告されないからです。

RCSにはSMSのような文字数制限がありますか?

同じ意味での制限はありません。RCSは長文・画像・カルーセル・ボタンを扱えるため、SMSの本文を縛っていた160文字のプレッシャーはなくなります。その代わりに効いてくる制約がフォールバックです。書いた内容は、同じキャンペーンが通常のテキストメッセージとして届いたときにも、読める形に縮退できなければなりません。

RCSメッセージ内のクリックを追跡できますか?

メッセージングプラットフォーム経由で提案アクションへのタップ数は計測できますし、ボタンが自分が所有するリンクを指していれば、自社側での到達数も計測できます。セッション・コンバージョン・売上につながるのは後者です。タグ付きショートリンクをボタンの遷移先にすれば、そのクリックは他のすべてのチャネルと同じレポートに載ります。

受信者はRCSメッセージ内のURLを見ることになりますか?

多くの場合、見えません。リンクが提案アクションの裏に置かれている場合、読者に見えるのはボタンのラベルだけなので、ドメインは見えず、信頼シグナルは代わりに認証済み送信者から得られます。URLをメッセージ本文に書いた場合はSMSとまったく同じように表示されるため、ここではブランド付きの短いドメインが依然として役立ちます。

RCSのクリックとSMSのクリックをどう区別すればよいですか?

チャネルごとに異なるリンクを送るか、同じリンクに送信時にプラットフォームが置き換えるチャネルパラメーターを付けるかのどちらかです。リンクを分ける方法は読みやすい反面、同期を保つのが難しくなります。1本のタグ付きリンクなら遷移先は一つのままですが、パラメーターが正しく置き換わることに依存します。どちらか一つの規則を決めて、すべてのキャンペーンに適用してください。

RCSはiPhoneでも使えますか?

はい。AppleがMessagesにRCSを追加したことで、RCSはAndroid限定のチャネルから主流のチャネルへと変わりました。ただし実際に使える機能はキャリアと端末に依存します。受信者層が混在することを前提に計画してください。一部はリッチ版を受け取り、一部はテキスト版を受け取るので、両方が機能する必要があります。

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